体幹トレーニング15選|低負荷・中負荷・高負荷をGIFで解説

体幹トレーニング15選。低負荷・中負荷・高負荷の各5種をGIFで紹介 スポーツ

体幹トレーニングは、きつい種目を選べばよいわけではありません。「手脚が動いても、体を必要以上に反らしたり、ひねったりせずに保てるか」が練習のポイントです。

この記事では、器具を使わない15種を低負荷・中負荷・高負荷に分け、オリジナルGIFで紹介します。まずは無理なくできるところから選んでみてください。

最初に:負荷の分類は目安です

この3段階は、支持する面の広さ、手脚の動き、てこの長さなどをもとにした本記事内の相対的な分類です。医学的に統一された等級ではありません。同じ種目でも、体格、筋力、動く幅、保持時間で負荷は変わります。

痛み・しびれ・めまいが出たら中止してください。けがや病気の治療中、術後、妊娠中・産後などで運動に制限がある方は、担当の医療職へ確認して種目を選びます。

図は左右の奥行きや回旋を省略した簡略図です。薄い色は反対側の手脚を示します。GIFの再生速度・繰り返し回数・保持時間は、推奨する運動量を表していません。

どう選ぶ?全部を一度に行う必要はありません

最初は同じ負荷帯から2〜3種を選びます。手脚を動かす種目なら左右3〜5回ずつ、姿勢を保つ種目なら5〜10秒を1〜2回程度、まずフォームを確かめるための少量から試す方法があります。これは個別のリハビリ処方ではなく、導入例です。

息を止めずにできるか、腰や肩の位置が崩れないか、運動中・運動後に症状が増えないかを確認します。難しければ回数を増やすより、動く幅を狭める、保持を短くする、一つ前の段階へ戻ることを優先しましょう。

低負荷の体幹トレーニング5種

床で支える面を確保しながら、片側の手脚を動かす練習です。四つ這いは手首・肩の負担もあるため、仰向けより楽とは限りません。

1. ヒールスライド

低負荷:ヒールスライドの動作GIF。骨盤を保ち、動く幅は小さくてよい
ヒールスライド|骨盤を保ち、動く幅は小さくてよい

やり方:仰向けで両膝を曲げ、足を床につけます。片方のかかとをゆっくり前へ滑らせ、元へ戻します。

ここを確認:脚を伸ばすときに腰が反ったり、骨盤が傾いたりする場合は、動く距離を短くします。

2. 仰向けマーチ

低負荷:仰向けマーチの動作GIF。腰を反らさず、左右を入れ替える
仰向けマーチ|腰を反らさず、左右を入れ替える

やり方:仰向けで両膝を曲げます。片足を浮かせ、膝を曲げたままゆっくり戻します。反対側も行います。

ここを確認:最初は床から数センチ浮かせるだけで構いません。GIFほど高く持ち上げる必要はありません。

3. 仰向けアームリーチ

低負荷:仰向けアームリーチの動作GIF。肋骨が浮く手前で戻す
仰向けアームリーチ|肋骨が浮く手前で戻す

やり方:仰向けで足を床につけ、片腕を天井へ向けます。その腕を頭のほうへ動かし、戻します。

ここを確認:肩の動く範囲に合わせます。腕を床につけることより、腰と肋骨の位置を保つことを優先します。

4. 四つ這い:片手リーチ

低負荷:四つ這い:片手リーチの動作GIF。支持側の手と両膝で安定させる
四つ這い:片手リーチ|支持側の手と両膝で安定させる

やり方:手を肩の下、膝を股関節の下に置きます。片手を前へ伸ばし、戻します。

ここを確認:手を持ち上げる前に、床の上で滑らせる練習にしても構いません。肩をすくめず、体を横へ逃がさないようにします。

5. 四つ這い:片脚伸ばし

低負荷:四つ這い:片脚伸ばしの動作GIF。腰を反らさず、骨盤を回さない
四つ這い:片脚伸ばし|腰を反らさず、骨盤を回さない

やり方:四つ這いから片脚を後ろへ伸ばし、ゆっくり戻します。左右を入れ替えます。

ここを確認:脚は背中の高さまで。難しければ、つま先を床につけたまま後ろへ滑らせます。

中負荷の体幹トレーニング5種

支持する面を減らしたり、両脚を上げたり、対角の手脚を動かしたりします。低負荷の動作を安定して行える方の次の選択肢です。

1. ブリッジ

中負荷:ブリッジの動作GIF。肩・骨盤・膝をそろえる
ブリッジ|肩・骨盤・膝をそろえる

やり方:仰向けで膝を曲げ、両足を腰幅程度に置きます。足で床を押してお尻を上げ、戻します。

ここを確認:高く上げるほどよいわけではありません。腰を反る動きに置き換えず、お尻と体幹で姿勢を保ちます。

2. デッドバグ:ヒールタップ

中負荷:デッドバグ:ヒールタップの動作GIF。腰の位置を保てる範囲で行う
デッドバグ:ヒールタップ|腰の位置を保てる範囲で行う

やり方:仰向けで両腕を天井に向け、股関節と膝を曲げて両脚を上げます。片方のかかとを床へ近づけ、戻します。

ここを確認:床まで下ろすと腰が反る場合は、途中で戻します。両脚を上げる準備姿勢が難しければ仰向けマーチへ戻ります。

3. デッドバグ:対角の手脚

中負荷:デッドバグ:対角の手脚の動作GIF。肋骨を浮かせず、脚を下げすぎない
デッドバグ:対角の手脚|肋骨を浮かせず、脚を下げすぎない

やり方:両腕を天井へ向け、両脚を持ち上げます。対角の腕と脚を伸ばし、元へ戻します。

ここを確認:手脚を遠くへ伸ばすほど体幹の要求が増えます。動く幅を小さくし、反対側も行います。

4. バードドッグ

中負荷:バードドッグの動作GIF。背中を保ち、骨盤を回さない
バードドッグ|背中を保ち、骨盤を回さない

やり方:四つ這いから右手と左脚を伸ばし、戻します。左手と右脚でも行います。

ここを確認:手脚を高く上げるのが目的ではありません。骨盤を横へ開かず、頭から骨盤までを安定させます。

5. 膝つきプランク

中負荷:膝つきプランクの動作GIF。肘は肩の下。腰を落とさない
膝つきプランク|肘は肩の下。腰を落とさない

やり方:うつ伏せから肘を肩の下に置き、前腕と膝で支えます。肩から骨盤、膝までをおおむね一直線に保ちます。

ここを確認:首を反らさず、床を見ます。腰が落ちる、肩がつぶれる、息が止まる場合は保持を終えます。

高負荷の体幹トレーニング5種

支える場所が少なく、てこが長い種目を含みます。体力づくりの発展練習であり、全員がここまで進む必要はありません。

1. プランク

高負荷:プランクの動作GIF。肩・骨盤・足首を一直線に
プランク|肩・骨盤・足首を一直線に

やり方:肘を肩の下に置き、前腕とつま先で体を支えます。頭から足までをおおむね一直線に保ちます。

ここを確認:通常のプランクでも、この教材では高負荷に分類しています。膝つきプランクを安定して行えてから試します。

2. ロングレバープランク

高負荷:ロングレバープランクの動作GIF。腰が反るなら通常のプランクへ
ロングレバープランク|腰が反るなら通常のプランクへ

やり方:通常のプランクから肘を少し前方に置きます。前腕とつま先で支え、短く保持します。

ここを確認:肘の前方移動は少しずつ。肩の痛みや腰の反りが出る場合は通常の位置へ戻します。

3. プランク:片脚リフト

高負荷:プランク:片脚リフトの動作GIF。脚を高く上げず、骨盤の回転を抑える
プランク:片脚リフト|脚を高く上げず、骨盤の回転を抑える

やり方:通常のプランクから片足を少し浮かせ、ゆっくり床へ戻します。左右を入れ替えます。

ここを確認:脚を高く上げず、骨盤が回らない範囲にします。通常のプランクが崩れる場合は先にそちらを練習します。

4. 片脚ブリッジ

高負荷:片脚ブリッジの動作GIF。骨盤を水平に。難しければ両足で
片脚ブリッジ|骨盤を水平に。難しければ両足で

やり方:仰向けで片足を床につけ、反対側の脚を浮かせます。支持側の足で床を押し、お尻を上げて戻します。

ここを確認:骨盤を左右に傾けないようにします。脚を伸ばすと難しい場合は浮かせる側の膝を曲げ、さらに難しければ両足ブリッジへ戻します。

5. ベアホールド

高負荷:ベアホールドの動作GIF。背中を保ち、息を止めない
ベアホールド|背中を保ち、息を止めない

やり方:四つ這いでつま先を立て、両膝を床から少し浮かせます。手とつま先で支え、背中を保ちます。

ここを確認:膝は高く上げなくて構いません。手首や肩が痛む場合は中止し、膝を床につけた練習へ戻します。

負荷を上げる前に見る3つのポイント

  • 呼吸:息を止めたり、力んだりせずに続けられる。
  • フォーム:腰の反り、骨盤の回転、肩のつぶれを抑えられる。
  • 症状:運動中と運動後に痛み・しびれなどが増えない。

これらを確かめながら、動く幅、保持時間、回数、種目の難しさのうち一つずつ調整します。疲れて崩れたフォームで続けるより、安定した動作を少量行うところから始めましょう。

参照資料と図について

基本姿勢・動作の説明は以下の医療機関・専門団体の公開資料を参考にしています。15種の選択、負荷の区分、導入量の例は本記事として構成したもので、参照先が同じ15種や3段階を推奨しているという意味ではありません。図は本記事用に作成したオリジナルで、動画の切り抜きや資料の図の転載ではありません。

参照日:2026年10月14日。

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